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ここは電着塗装シミュレータ「EDESFEM」のオフィシャルウェブサイトです．

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ニュース

• (2023-05-27) 「人とくるまのテクノロジー展2023」の(株)計算力学研究センター(RCCM)ブースにて展示を行いました．製品紹介スライドを追加しました．
• (2023-02-24) 「製品紹介」と「お問い合わせ」を更新しました．
• (2023-02-11) ウェブサイトを開設しました．

製品紹介

概要

「EDESFEM」（えですふぇむ）は電着塗装(electrodeposition: ED)の付きまわりシミュレーションに特化した単機能の数値解析ソフトウェアです． 主として自動車の車体・部品のカチオン電着塗装における膜厚・電位・電流密度の分布の時刻歴を計算で予測することが出来ます． 様々な鋼板（冷間圧延(SPCC)／合金化溶融亜鉛めっき(GA)），化成処理（リン酸亜鉛／ジルコニウム），電着塗料（高付きまわり／超高付きまわり）の組み合わせで利用実績があります．

用途

• 新型車設計時の電着穴配置・電着条件の最適化．
  電着穴の位置や大きさの設計，電源電圧時刻歴の設定などを事前計算で試しておくことにより，新型車生産開始時の試行錯誤の労を軽減できます．
• 電着条件変更による膜厚への影響の事前検討．
  電源電圧の設定，タクトタイム，電極の種類や配置，あるいは塗料自体の変更が必要になった際，その影響を事前に評価できます．
• 付きまわり不良の原因究明と短期改善．
  付きまわりトラブル発生時，数値解析の援用によりその原因究明が容易となり，短期での付きまわり改善につながります．

特徴

• 自動車製造の実ライン電着塗装解析に特化．
  自動車CAE技術者の利便性を念頭に，敢えて非汎用ソフトとして開発しています．
• 複数台の槽内移動解析に対応．
  １つの電着槽に複数の車体が入槽する状況が再現できるため，前車／後車の有無の影響を評価できます．
• 内板の析出遅れを忠実に再現．
  詳細な電着ラボ実験に基づく最新の電着数理モデルを搭載しています．
• 強非線形な塗膜カソード境界条件でも収束可．
  分極曲線がS字カーブとなる強非線形な境界条件が与えられても，ニュートン法の反復収束が失敗しにくい工夫が施されています．
• MPI/OpenMPハイブリッド並列計算により高速．
  多ノードのHPC環境で最新のマルチコアCPUの恩恵を享受できます．
• 次世代有限要素法「ES-FEM」(業界初)により高精度．
  エッジベース平滑化有限要素法(Edge-based Smoothed Finite Element Method: ES-FEM)により，４節点四面体メッシュで２次要素と同等の計算精度を誇ります．

備考

• 付きまわり物性データの測定が別途必要です．
  電着ラボ実験のご相談はお問い合わせよりお受けしています．
• 四面体メッシングソフト(プリ)が別途必要です．
  例えばANSYS ICEM CFDなど，CFX5形式で出力可能なメッシャーを別途ご用意ください．
• 可視化(ポスト)にはフリーソフトのParaViewを使用します．
  業界標準のフリーソフトで可視化が可能です．

リーフレット

JPEG版はこちら． PDF版はこちら．

スライド

HTML版はこちら． PPTX版はこちら． PDF版はこちら．

お問い合わせ

EDESFEMの試用や購入のお申し込み・ご質問等は下記メールアドレスまでお気軽にお問い合わせください．
電着ラボ実験や実ライン車体表面電位時刻歴測定に関するご相談も歓迎いたします．
edesfem rccm.co.jp アットマークの画像はテキストに読み替えてください．

リンク

• (株)計算力学研究センター(RCCM)
• 大西有希のウェブサイト（東京工業大学 工学院 システム制御系）
• 樫山武士, 沈建栄, 佐藤晃, 問註所久史, 本永渉, 大西有希. "3種の塗料と前処理鋼板に対する電着塗膜析出数理モデルの妥当性検証と実車膜厚シミュレーションへの適用", 自動車技術会論文集, Vol. 54, No. 6, pp. 1320-1325, 2023.
• Yuki Onishi. "Application of Edge-based Smoothed Finite Element Method to Electrodeposition Simulation aiming for Super-linear Mesh Convergence in Film Thickness Accuracy", ICCM, 2023.
• Yuki Onishi. "Application of Edge-based Smoothed Finite Element Method to Large-scale Electrodeposition Simulation for Automobile Manufacturing Line", WCCM-APCOM, 2022.
• Yuki Onishi. "Accurate electrodeposition simulation of automobile bodies with edge-based smoothed finite element method using 4-node tetrahedral meshes", COMPSAFE, 2020.
• 北村海, 大西有希, 樫山武士, 天谷賢治. 実ラインの電着条件を模した基礎実験に基づく高精度自動車電着塗装シミュレーション, 日本計算工学会論文集, Vol. 2019, No. 20190014, 2019.
• 樫山武士, 大西有希, 北村海, 天谷賢治. 高精度電着塗装膜厚シミュレーションの開発と実車モデルへの適用, 自動車技術会論文集, Vol. 50, No. 5, pp. 1481-1486, 2019.